停滞するPC市場で独り気を吐くApple - 15年、主要メーカーで唯一プラス成長

 

米国の市場調査会社であるGartnerとIDCが2015年のPCマーケットシェアを発表した。それらによると、多くのメーカーが業績を悪化させる中、アップルが躍進。どちらの調査においても、主要メーカーの中で、唯一、前年比でプラス成長となった。

Gartnerによる2015年のワールドワイドなPCマーケットシェア

Gartnerが発表した調査結果によれば、Appleは2015年のワールドワイドなマーケットにおいて、ランキングは5位、7.2%のシェアを獲得している。1位はLenovoで、シェア率19.8%。以下、HP、Dell、Asusと続くのだが、いずれも前年比で成長率ではダウンしている。6位のAcer Groupも数字を落としており、業界全体で-8.0%という芳しくない結果となっている中、唯一、Appleは成長率5.8%という数字を残している。

IDCによる2015年のワールドワイドなPCマーケットシェア

こちらは米国内でのPCマーケットシェア(IDC調査)

一方、IDCの発表では、Appleはワールドワイドなマーケットにおいて、ランキングは4位、7.5%のシェアを獲得している。3位までの順位はGartnerと同じで、Lenovo、HP、Dellと続く。IDCの調査では業界全体の成長率は-10.4%と、さらに良くない数字となっているが、アップルは+6.2%という成果を残した。こちらも主要メーカーの中で、唯一の成長という結果になっている。まさに独り気を吐くといった状況だ。

また、IDCは米国内のPCマーケットシェアもあわせて発表しているが、こちらではAppleは、さらに順位をひとつ上げ、3位につけている。

2015年というと、MicrosoftがWindows 10をリリースし、業界内では停滞ムードが払拭されるのではないかという期待が俄かに高まっていたが、IDCとGartnerの調査結果を見る限り、残念ながら市場を牽引する起爆剤とはならなかったようだ。

Windows PCメーカーの不調が続く中、Appleのほうはどうだったかというと、3月に薄く軽くなった新型MacBookと、秋にリリースされたOS X El Capitanというトピックはあったものの、iMac、MacBook Pro、MacBook Airはマイナーチェンジに留まり、業績を伸ばすような要素は実のところ少なかったと言える。その中で、出荷台数を伸ばしたというのは注目に値する。今年、Appleがどうのような製品を投入してくるか、現時点で明らかになっているものはないが、新機軸のラインナップが投入されれば、さらなるシェア拡大に拍車がかかるのではないだろうか。

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