東急田園都市線の車両5000系に、このほど新造4ドア車両を導入した編成が登場した。東急電鉄は田園都市線の全駅にホームドアを設置する計画で、あわせて6ドア車両の新造4ドア車両への置換えを順次進めていくとしている。

新造4ドア車両を連結し、営業運転を開始した田園都市線5000系の第1編成(5120F)

6ドア車両が連結されていた当時の5000系5120F(2014年撮影)

新造4ドア車両を導入した第1編成は1月12日から営業運転を開始。田園都市線を中心に、相互直通運転を行う東京メトロ半蔵門線・東武スカイツリーラインへの運用も見られた。10両編成のうち4・5・8号車(5420・5520・5820)が新造4ドア車両で、3両とも総合車両製作所が製造。座席はハイバック仕様となり、一部座席にヘッドレストを設置した。内装は白を基調に、アクセントとしてグリーンや木目調素材を取り入れ、車いす・ベビーカー利用者に配慮したフリースペースも設置している。

田園都市線の5000系は一部編成を除き、6ドア車両が1編成あたり3両組み込まれている。混雑軽減などを目的に2005年から導入されたが、東急電鉄は昨年、抜本的なホーム安全対策となるホームドア設置計画の前倒しを決定。田園都市線では車両のドア位置の課題解消のため、既存の6ドア車両45両を4ドア車両に置き換えることも決まった。ホームドアは2020年までに、田園都市線・東横線・大井町線の全駅に設置する計画となっている。

田園都市線5000系の中には、もともと4ドア車両のみの編成も

40年にわたって田園都市線で活躍する8500系も4ドア車両のみ

新造4ドア車両を連結した編成は今後も田園都市線へ順次導入され、2017年度中の置換え完了を予定している。ホームドア整備も着実に推進するとしており、田園都市線初となるホームドアが宮前平駅で供用開始された。通常よりホーム内側に寄せて4ドア車両に対応したホームドアを設置し、車両との間に乗客が通行できるスペースを設けることで、既存の6ドア車両の乗降にも対応するという。