NECパーソナルコンピュータは13日、15.6型ノートPC「LAVIE Note Standard」シリーズの2016年春モデルを発表した。

全7モデルを揃え、最上位モデルで新CPUを採用したほかは、ヤマハがPC向けに初めて提供するハイレゾ音源再生ソフトウェア「HiGrand Music Player」や、スマートフォンやタブレットで表示しているWebサイトや地図、写真などを、PC側で手軽に引き継げる「LAVIEコネクト」など、主にソフトウェア面での機能強化がなされている。

発売日は2016年1月中旬から。価格はオープン。税別の店頭予想価格は111,800円前後から(以下、いずれも税別) 。

NS850/DAB

NS850/DAB

RealSense 3Dカメラ、NFC、YAMAHAサウンドシステムなどを搭載した、3,840×2,160ドットの4K IGZO液晶採用のフラッグシップモデル。春モデルではCPUを刷新し、モバイル版Skylakeの上位モデルCore i7-6567U(28W)を採用した。また、本体搭載のNFCを使い、スマートフォンをかざしてスマホで閲覧中の写真や動画をPCと共有できる「LAVIEフォト」も新搭載。CPU以外のハードウェア面はほぼ前モデルを踏襲し、72mm×72mmのサブウーファや、Intel RealSense 3Dカメラによる顔認証でのログオンも引き続き行える。

主な仕様は、CPUがIntel Core i7-6567U(3.3GHz)、メモリがPC3L-12800 8GB(4GB×2、最大16GB)、ストレージが1TB SSHD、グラフィックスがIntel HD Graphics 550(CPU内蔵)、光学ドライブがBDXL対応ブルーレイディスクドライブなど。OSはWindows 10 Home 64bit。

通信機能は10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0。

主なインタフェースは、HDMI、USB 3.0×3(うち1基はパワーオフUSB充電対応)、USB 2.0×1、RealSense 3Dカメラ/約200万画素Webカメラ、マイク入力、ヘッドホン出力/ライン出力、SD/SDHC/SDXC対応SDカードスロットなど。

本体サイズはW382×D270×H26.2mm、重量は約2.7kg。バッテリ駆動時間は約4.0時間(JEITA 2.0)。チルトホイール付きのBluetoothレーザーマウスは、新たにNFCを搭載。ボディカラーはクリスタルブラックのみ。店頭予想価格は239,800円前後。Office Home & Business Premium プラス Office 365が付属する。

NS750/DA

NS750/DAB

NS750/DAR

NS750/DAW

NS750/DAG

「NS750/DA」は、1,920×1,080ドットのタッチ対応フルHD液晶を備えたノートPC。主な仕様は上位の「NS850/DAB」とほぼ同等だが、NFC機能、RealSense 3Dカメラを省き、メモリを8GB×1に変更している。

本体サイズ・重量も上位モデルと同じ。バッテリ駆動時間は約4.3時間(JEITA 2.0)。カラーはクリスタルブラック、クリスタルレッド、クリスタルホワイト、クリスタルゴールドの4色。店頭予想価格は214,800円前後。Office Home & Business Premium プラス Office 365が付属する。

NS700/DA

NS700/DAB

NS700/DAR

NS700/DAW

1,920×1,080ドットののタッチ非対応フルHD液晶を搭載した15.6型ノートPC。シリーズ中ではミドルモデルの位置付け。スペック・きょう体ともに前モデルを踏襲する。

主な仕様や通信機能は、上位の「NS750/DA」とほぼ同等だが、上位モデルで搭載しているサブウーファーは省かれ、CPUがCore i7-6500U(2.50GHz)に、ストレージが1TB SATA HDDに変更される。主なインタフェースは、HDMI、USB 3.0×2(1基はパワーオフUSB充電機能付き)、USB 2.0×1、約92万画素Webカメラ、マイク入力、ヘッドホン出力/ライン出力、SD/SDHC/SDXC対応カードスロットなど。

バッテリ駆動時間は約5.6時間(JEITA 2.0)。本体サイズはW382×D270×H25.7mm、重量は約2.5kg。カラーはクリスタルブラック、クリスタルレッド、クリスタルホワイトの3色。店頭予想価格は194,800円前後。Office Home & Business Premium プラス Office 365が付属する。

NS550/DA

「NS550/DA」は、上位モデル「NS700/DA」からCPUをCore i5-6200U(2.30GHz)へ、メモリを4GBへ変更したモデル。これ以外の主な仕様は「NS700/DA」とほぼ同等で、仕様や外観は前モデルを踏襲する。

バッテリ駆動時間は約5.7時間(JEITA 2.0)。本体サイズと重量も「NS700/DA」と同等。カラーも上位機と同様、クリスタルブラック、クリスタルレッド、クリスタルホワイトの3色を揃える。店頭予想価格は179,800円前後。Office Home & Business Premium プラス Office 365が付属する。

NS350/DA

「NS350/DA」は、上記の「NS550/DA」から、ディスプレイ解像度を1,366×768ドットのHD解像度に変更したモデル。また、CPUがIntel Core i3-6100U(2.3GHz)となる。これ以外の仕様は「NS550/DA」と同等。

バッテリ駆動時間は約6.2時間(JEITA 2.0)。カラーは他モデルと同様、クリスタルブラック、クリスタルレッド、クリスタルホワイトの3色。店頭予想価格は159,800円前後。Office Home & Business Premium プラス Office 365が付属する。

NS150/DA

NS150/DAB

NS150/DAR

NS150/DAW

Celeronを搭載した下位モデルの「NS150/DA」も前モデルを踏襲し、ソフトウェアの刷新となる。主な仕様は、CPUがIntel Celeron 3215U(1.70GHz)、メモリがPC3L-12800 4GB(4GB×1)、ストレージが1TB SATA HDD、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)など。

通信機能は10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0。

主なインタフェースは、HDMI、USB 3.0×2、USB 2.0×1、約92万画素Webカメラ、マイク入力、ヘッドホン出力/ライン出力、SD/SDHC/SDXC対応カードスロットなど。

バッテリ駆動時間は約6.2時間(JEITA 2.0)。本体サイズはW385.6×D258×H22.6mm、重量は約2.4kg。カラーはスターリーブラック、ルミナスレッド、エクストラホワイトの3色。税別の店頭予想価格は134,800円前後。Office Home & Business Premium プラス Office 365が付属する。

NS100/D1W・NS100/D2W

NS100/D1W・NS100/D2W

「NS100/D1W」および「NS100/D2W」は、機能を絞ったエントリーモデルで、前モデルの基本仕様を踏襲する。2機種の違いは、付属Officeの違いのみで、ハードウェアは共通。「「NS100/D2W」ではOffice Home & Business Premium プラス Office 365、「NS100/D1W」ではOffice Personal Premium プラス Office 365が付属する。

主な仕様は、CPUがIntel Celeron 3215U(1.70GHz)、メモリがPC3L-12800 4GB(4GB×1、最大16GB)、ストレージが500GB SATA HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブなど。15.6型の液晶ディスプレイは解像度が1,366×768ドットでタッチ機能は非搭載。OSはWindows 10 Home 64bit。

主なインタフェースは、IEEE802.11ac/a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、有線LAN、約92万画素720p対応Webカメラ(モノラルマイク内蔵)、USB 3.0×2、USB 2.0×1、HDMI出力×1、SD/SDHC/SDXCカードスロット、ヘッドホン出力/マイク入力コンボジャックなど。

本体サイズはW385.6×D258×H22.6mm、重量は約2.5kg。バッテリ駆動時間は約6.2時間(JEITA 2.0)。店頭予想価格は「NS100/D2W」が114,800円前後、「NS100/D1W」が111,800円前後。