現地時間の1月11日、シアトルのボーイングとANAはANAの787ドリームライナーによる運航が10万便に達したことを記念し、アメリカ・シアトル空港にて記念セレモニーを実施した。ANAは世界で初めて、同機種による10万便の節目を迎えた航空会社となった。

ボーイング記念セレモニーを実施

「787ドリームライナーは、特にANAの国際線ネットワークにおいて重要な役割を果たしている機材です。10万便達成という節目を迎えたことは、ANAにとっても大きな意味を持ちます。世界最大の787運航エアラインとして、ANAは今後も、787-10型機を含む787全シリーズの受領と、次の節目を迎えることを楽しみにしています」とANAの篠辺修代表取締役社長がコメントした。

ANAは787ドリームライナーのローンチカスタマーであり、2011年に世界で初めて航空機の運航を開始した。787はANAの国際路線拡張に貢献し、就航路線は北米やアジア、欧州にも広がっている。ANAが積み重ねた10万便という規模は、全世界の787運航便数の4分の1以上を占めている。

ANAは、現在787-8型機と787-9型機を合わせ44機を運航する、世界最大の787運航エアライン。787-10型機を含めてさらに39機の787シリーズの発注と、777-9X型機の20機の発注がある。787ドリームライナーは最新技術により優れた燃料効率性を備え、中型機でありながら大型機並みの航続距離を誇る。この燃料効率性の高さを背景に、今日までに全世界で70以上の新規直行路線を含めた350以上の路線に就航し、7,500万人以上が搭乗している。