北別府氏、恩人の死を悼む 「今頃は津田と酒でも酌み交わしているのかも」

 

 広島は9日、元スカウト部長で顧問の村上孝雄(旧姓宮川)氏が、8日に北九州市内で心不全のため死去したと発表した。79歳だった。

 村上氏は1960年に広島に入団。早くから代打の切り札として存在感を発揮し、72年には6打席連続で代打安打をマーク。186本の通算代打安打は現在も破られていないプロ野球記録で、引退後は敏腕スカウトとして北別府学氏や前田智徳氏、昨季から指揮を執る緒方孝市監督らを発掘した。

 北別府氏は自身のブログに追悼コメントを掲載。「九州の片田舎の球児だった私がカープに入ることができたのは、村上スカウトのお陰と答えていました。九州地区担当だった村上スカウトの自宅にオフになると、津田(恒実)や高(信二)コーチらとお邪魔していました」と現役当時を懐かしんだ。

 甲子園経験もなく高校時代無名に近い存在だった北別府氏は、76年にドラフト1位で広島入り。入団3年目の78年から11年連続で2ケタ勝利をマークし、沢村賞を2度受賞するなどプロ19年間で213勝をマークした。

 200勝右腕は「心から感謝するとともに、心よりご冥福をお祈りします。今頃はあんなに可愛がっていた津田(93年に32歳の若さで他界)と、酒でも酌み交わしているのかも!」と粋なコメントで締めくくった。


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