米Razerはこのほど、12.5型ゲーミングノートPC「Razer Blade Stealth」と、デスクトップPC用のグラフィックスカードを増設できる専用ドック「Razer Core」を発表した。「Razer Blade Stealth」はすでに受注を開始し、最小構成の価格が999ドル。「Razer Core」は2016年前半の発売を予定するが、価格は未定。

「Razer Blade Stealth」と「Razer Core」

ノートPCそのものは薄型軽量のモバイルノートPC

「Razer Blade Stealth」は、厚さ13.1mm、重量1.25kgの薄型ノートPC。ディスプレイサイズは12.5型でQHD(2,560×1,440ドット)解像度のIGZO液晶を搭載した「Razer Blade Stealth QHD」とUHD(3,840×2,160ドット)解像度のIGZO液晶を搭載した「Razer Blade Stealth UHD」の2モデルを用意する。また、いずれもタッチに対応する。

イルミネーション機能「Chroma」と、複数のキーを同時に入力できるアンチゴースト機能に対応したキーボードをはじめとしたゲーム向け仕様を盛り込む。

主な仕様は、CPUがIntel Core i7-6500U(2コア/2.5GHz)、メモリがLPDDR3-1866 8GB、ストレージが128GB / 256GB / 512GB PCIe M.2 SSD、グラフィックスがIntel HD Graphics 520(CPU内蔵)、OSがWindows 10 64bit。

通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.1。インタフェースは、Thunderbolt 3×1、USB 3.0×2、HDMI×1、Webカメラ(200万画素)、オーディオポートなど。

本体サイズはW321×D206×H13.1mm。重量は1.25kg。

専用ドック「Razer Core」と接続し外付けカードが利用できる

本体のスペックだけみるとハイスペックな薄型軽量のモバイルノートPCだが、Thunderbolt 3経由で専用ドック「Razer Core」と接続することで、デスクトップ向けグラフィックスカードを搭載したゲーミングノートPCとして利用することができる。

「Razer Core」はW339.9×D218.4×H104.9mmの外付けドックで、W310×D152×44mm/375Wまでのグラフィックスカードを搭載することが可能で、RazerによるとAMDやNVIDIA製GPUを搭載した一般的なグラフィックスカードであればほぼ問題なく装着できるという。また、PCと接続する際には再起動を必要とせず、シームレスに「Razer Core」のパフォーマンスが利用できるとしている。

このほかインタフェースとして、PCと接続するためのThunderbolt 3に加えて、4基のUSB 3.0、Gigabit対応の有線LANポートを備える。