公益財団法人日本生産性本部は12月18日、「日本の生産性の動向 2015年版」の調査結果を発表した。同調査は、1981年3月から実施している。対象は、OECD加盟諸国の34カ国。

日本の労働生産性、1時間あたり4,349円

同調査における「労働生産性(就業者1人当たり名目付加価値)」は、労働者1人当たりで生み出す成果、あるいは労働者が1時間で生み出す成果を指標化したもの。

OECD加盟諸国34カ国における2014年度の「労働生産性(就業者1人当たり名目付加価値)」を比較したところ、1位は「ルクセンブルク」(13万8,909ドル)だった。次いで2位は「ノルウェー」(12万6,330ドル)、3位は「アイルランド」(11万8,272ドル)。4位「米国」(11万6,817)、5位は「ベルギー」(10万5,194ドル)となった。

「日本」は21位で7万2,994ドル(768万円)。2005年から同順位を推移している。OECD加盟諸国の平均は8万7,155ドルだった。

OECD加盟諸国の労働生産性(2014年度34カ国比較)

就業1時間当たりの労働生産性においては、1位は「ルクセンブルク」(92.7ドル)だった。次いで2位は「ノルウェー」(85.6ドル)、3位は「アイルランド」(76.2ドル)。以降、4位は「オランダ」(67.3ドル)、5位は「ベルギー」(66.6ドル)と続いた。

日本は41.3ドル(4,349円)で第21位だった。OECD加盟諸国の平均は48.8ドル。