パナソニックは1月7日、4K録画に対応したビデオカメラ3機種を発表した。いずれも価格はオープンで、1月21日の発売を予定している。

推定市場価格(税別)は、同社独自のワイプ撮り機能を搭載した「HC-WX990M」が125,000円前後、ワイプ撮りに加えチルト式ファインダーを搭載した最上位機「HC-WXF990M」が145,000円前後、4K普及モデルという位置付けの「HC-VX980M」が100,000円前後。

HC-WXF990M(左)とHC-WX990M(右)

HC-VX980Mはブラウンとホワイトの2色

3機種ともに、LEICAレンズ、5軸手ブレ補正と傾き補正機能、HDR撮影モードを搭載。新機能「あとから補正」では、撮影後に手ブレ補正やズーム、パンニングの動きを加えたり、顔認識で特定の人物を追いかけ続けたりといった編集を行える(※)。また、撮影した4K映像から、約800万画素の静止画を切り出せる「4K PHOTO」機能も利用できる。

※「あとから補正」適用後の映像はフルHD解像度となる

3機種ともLEICAレンズを搭載。WXF990MとWX990Mには、ワイプ撮り用のサブカメラが

液晶モニター内側の操作ボタンとインタフェース類。HDRボタンやWi-Fiボタンなどが見える。WXF990MとWX990Mには4K PHOTOボタンも

「新・ワイプ撮り」を搭載した「HC-WX990M」

HC-WX990Mは、液晶モニター部にサブカメラを備え、メイン画面の中に子画面の映像を加えられる「ワイプ撮り」に対応。今回新たに、スマートフォンのカメラを接続して、2つの子画面を加えた録画が可能となった。本体のサイズはW65×H73×D161mm、バッテリーを含む重さは約445g。

HC-WX990M

ファインダー内蔵の本格派「HC-WXF990M」

最上位機種のHC-WXF990Mは、WX990Mの装備・機能に加えて、電子ビューファインダー(EVF)や、こだわりの撮影が行える「シネマライク効果」を搭載。EVFは解像度150万ドットで、スライドとチルトが可能。シネマライク効果では、120fpsで撮影した映像を使って、スロー&クイック表現などを加えられる。本体のサイズはW68×H78×D163mm、バッテリーを含む重さは約490g。

HC-WXF990M

上部にホットシューを備えている

ファミリーにも4Kを、「HC-VX980M」

HC-VX980Mは、ワイプ撮りを省き、4K映像の美しさを楽しむことにフォーカスした普及モデル。本体色をブラウンとホワイトの2色展開とするなど、ファミリー向けを意識している。本体のサイズはW65×H73×D141mm、バッテリーを含む重さは約395g。

HC-VX980M

共通仕様

3機種共通の仕様は、撮像素子が1/2.3型MOSセンサー、4K記録時の有効画素数が829万画素、F値がF1.8~F3.6、ズーム機能が光学20倍・iA25倍(4K)・iA40倍(フルHD)、液晶モニターが3型・約46万ドット。内蔵メモリ64GBに加え、SD/SDHC/SDXCカード(最大128GB)を使用可能。Wi-Fi機能(11b/g/n)を内蔵している。