JR北海道は5日、座席指定料金などの見直しについて発表した。3月26日のダイヤ改正に合わせ、在来線特急列車の指定席料金における繁忙期・閑散期の設定を廃止する一方、快速「エアポート」などに適用される座席指定料金は値上げされる。

新千歳空港駅発着の快速「エアポート」。3月26日のダイヤ改正でL特急「スーパーカムイ」との直通運転取りやめも決まっている

特急料金には指定席特急料金・自由席特急料金があり、自由席特急料金は「通常期の指定席特急料金の520円引き」とされる。指定席特急料金はシーズンごとに金額が異なり、繁忙期は通常期より200円増し、閑散期は通常期より200円引きとなることが多い。JR北海道も現在、「在来線の指定席特急料金における座席指定料金相当額」を通常期520円・繁忙期720円・閑散期320円と設定しているという。

また、同社の急行・快速・普通列車において、SL列車の指定席料金を820円、それ以外の列車の指定席料金を310円と設定。快速「エアポート」の指定席「uシート」の料金も一律310円(小樽~新千歳空港間で利用した場合。こども半額)となっている。

今回の発表によれば、在来線の指定席特急料金における繁忙期・閑散期の設定は廃止となり、座席指定料金相当額を通年520円にするとともに、快速「エアポート」の「uシート」などに適用される座席指定料金も310円から520円に変更するとのこと。「当社の在来線において『座席を指定する』ことにともなう料金は原則520円となり、わかりやすい料金体系となります」とJR北海道。なお、「新幹線の指定席特急料金における座席指定料金相当額」は従来通り、通常期520円・繁忙期720円・閑散期320円となる。