2016年の年頭にあたり、サイオステクノロジーの代表取締役社長を務める喜多伸夫氏は、以下の年頭所感を発表した。

新製品・サービス開発で連結年商100億円の達成を

あけましておめでとうございます。

サイオステクノロジーは、1997年に株式会社テンアートニとして創業してからJavaとLinuxをコアテクノロジーと決め、未踏の事業領域へのチャレンジを継続してまいりました。それらは今、アプリケーション事業とオープンシステム基盤事業へと広がり、現在も成長を続けています。

昨年は、それぞれの事業セグメントにおいて、さらに新たな取り組みを開始しました。

アプリケーション事業においては、キーポート・ソリューションズ(以下、KPS)、Profit Cube(以下、PCI)の2社がグループ会社に加わりました。 KPSは主に証券業界向けサービス、PCIは銀行業界向けのソフトウェア製品の開発販売において革新的な技術とノウハウを持ち、当社グループが、複合機(MFP)向けソフトウェア、Google Apps連携のクラウドアプリケーション等の開発を通じて展開してまいりました特定業務向けのアプリケーション事業に特定業種向けアプリケーション事業が加わり、さらに広範な事業展開が実現いたしました。

オープンシステム基盤事業においては、機械学習テクノロジーを採用した業界初のITシステム管理ソフトウェア、「SIOS iQ」の販売をグローバルに開始しました。「SIOS iQ」は2013年に当社がいち早く開発に着手した機械学習テクノロジーの最初の成果となる製品で、今までにない新しいITシステム管理ソフトウェアとして期待されています。

2016年、サイオステクノロジーは、これら2015年の成果を踏まえて、新たな取り組みをさらに拡大強化いたします。

アプリケーション事業は、KPS、PCIを含めたグループ会社の技術力を結集し、新製品・新サービスの開発と販売につとめます。オープンシステム基盤事業は、「SIOS iQ」の拡販に加え、主力製品のひとつである「LifeKeeper」の更なる拡販、OSS関連サービスの拡充を進めてまいります。

これらの活動を通じて、2016年は中期経営計画で掲げている連結年商100億円の達成を目指します。しかし、年商100億円はあくまでも通過点であり、更に大きく発展することで社会に貢献してまいります。

本年も、サイオステクノロジーをよろしくお願いいたします。