パソナは21日、「転職に関する意識・実態調査2015」の結果を発表した。対象は2012年から2015年に転職した25歳~44歳の男女891名。地域は関東・中部・関西。期間は11月26日~11月30日。

転職者の74.6%が「満足」

2012年~2015年における転職応募状況の平均値をみたところ、応募社数は7.76社、面接社数は3.69社、内定社数は1.65社となった。

転職時期別にみると、2015年応募社数は7.44社。2014年の9.87社から減少した。一方、 2015年の内定社数は1.76社となり、2014年の1.71社から増加している。

「転職時期別の応募状況」

年代別にみると、内定獲得数が一番多かったのが「35~39歳」で、平均2.11社だった。次いで、「25~29歳」が1.72社、「30~34歳」が1.69社だった。

「転職の満足度」を質問すると、74.6%が「満足」(「大変満足」20.3%+「まあ満足」54.3%)と回答した。「大変満足」の割合は年々高くなっており、2015年では23.7%で最多となった。

「転職の満足度」

「転職を成功させる上でもっとも大切だと思うこと」を聞くと、1位は「自己分析」(37.8%)。2位は「面接対策」(26.4%)、3位は「応募書類の作成」(21,7%)となった。転職の満足度ごとにみると、満足度が高い人ほど「自己分析」が大切と回答した割合が高くなっており、「大変満足」と回答した人のなかでも、「自己分析」(48.6%)が1位だった。

「転職を成功させる上でもっとも大切だと思うこと」

ボーナスの支給額が転職に影響するかを聞いたところ、65.6%が「影響する」(「とても影響する」26.0%+「やや影響する」39.6%)。24.5%が「影響しない」(「あまり影響しない」19.6%+「まったく影響しない」4.9%)と回答した。