総務省はこのほど、2015年地方公務員給与実態調査の結果を発表した。それによると、国家公務員を100とした場合の地方公務員(一般行政職)の基本給与水準を示すラスパイレス指数の平均(2015年4月1日時点)は前年比0.1ポイント増の99.0となり、2年連続で国の水準を下回った。

都道府県別、最低値は鳥取県

都道府県の平均は同0.2ポイント低下の99.7。このうち最も高かったのは神奈川県の104.1で、以下、静岡県の102.7、秋田県の101.4と続き、21都府県で国を上回った。一方、最も低かったのは鳥取県で91.8だった。

政令指定都市の平均は同1.1ポイント上昇の101.2で、最高値は神奈川県川崎市の103.8、最低値は大阪市の97.2。一般市の平均は同0.1ポイント上昇の98.7、町村は同0.2ポイント上昇の95.8で、市区町村の最高値は兵庫県芦屋市の104.7、最低値は大分県姫島村の75.7となった。

団体区分別最高値・最低値(出典:総務省Webサイト)

平均給与月額(平均給料月額と諸手当月額の一部の合計)は36万7,557円(前年36万8,817円)で、国家公務員の40万8,996円と比べて4万1,439円低かった。平均給料月額は32万5,130円(同32万6,969円)、諸手当月額は4万2,427円(同4万1,848円)だった。