アライドアーキテクツは12月24日、同社が提供するイベントキュレーションアプリ「watav(ワタビ)」と、リクルートグループのブログウォッチャーが連携し、アプリユーザーの位置情報を活用したイベント情報通知による、来店促進施策の有効性を検証する実証実験を開始した。

watavとは、アートやビジネス、音楽、スポーツ、アウトドア、伝統文化など10種以上のカテゴリから気になるイベント情報を探し出し、スワイプ&スクロールのみで手軽に管理できるイベントキュレーションアプリ。参加を検討しているイベント情報を保存できる「クリップ機能」や、地図上からイベントを検索する「エリア検索機能」などを搭載する。

同社によると、今回の実証実験では、初期参加店舗として西武渋谷店をはじめとする百貨店各社と連携し、これら店舗の最寄り駅を利用するユーザーに向け、店舗イベント情報のプッシュ通知を実施。ユーザーが通知をタップしてアプリを開くと、開催日時やアクセス方法といった、詳細なイベント情報を入手できる仕組みだ。

また、このイベント情報は、アプリやSNS、メールを通じてワンタッチでシェアできるため、情報の共有やイベントの誘い合わせなども手軽に行えるようになっている。

「watav」の位置情報を活用したイベント情報通知による来店促進施策の実証実験イメージ

なお、同実験には、ブログウォッチャーが提供するO2Oソリューション「Profile Passport O2O」を利用し、ユーザーの位置情報の取得にはジオフェンス機能とBeacon端末を使用。今後は、ジオフェンス機能による駅単位での広域エリアに向けた情報通知や、Beacon端末による近距離のユーザーに向けた情報通知を併用し、データや知見を蓄積することで、来店促進に最適な通知頻度や対象エリアを検証していく。