オウチーノは24日、同社が運営する医師・病院検索サイト「ドクター・オウチーノ」が20歳~59歳の男女863名を対象に行った「『寿命』に関するアンケート調査」の結果を発表した。

「あなたは、何歳まで生きたいと思いますか?」

はじめに「あなたは、何歳まで生きたいと思いますか?」と聞いた結果、「50代以下」と回答した人が7.8%、「60代」が8.5%、「70代」が18.8%、「80代」が26.3%、「90代」が6.8%、「100歳以上」が6.1%、「考えていない」が25.7%となり、「80代」で寿命を迎えたいと考えている人が最も多いことが分かった。

年代別に見ると、「80代」と回答した人は20代が16.7%、30代が27.1%、40代が24.1%、50代が37.2%で、すべての年齢で「80代」と回答した人が最も多い結果となっている。理由を聞いたところ、「80代」と回答した人では「平均寿命だから」という声が最も多く、次いで「健康でいられる限界だと思うから」という理由が多く見られた。

「配偶者やパートナーよりも長生きしたいと思いますか?」

次に、「配偶者やパートナーよりも長生きしたいと思いますか?」と質問をしたところ、「配偶者より長生きしたい」という人が22.0%、「配偶者と同じくらいのタイミングで寿命を迎えたい」が48.2%、「配偶者より早く寿命を迎えたい」が29.8%であった。

男女別に見ると、男性の場合「配偶者より長生きしたい」という人が14.4%、「配偶者と同じくらいのタイミングで寿命を迎えたい」が48.3%、「配偶者より早く寿命を迎えたい」が37.3%。女性は「配偶者より長生きしたい」という人が28.1%、「配偶者と同じくらいのタイミングで寿命を迎えたい」が48.2%、「配偶者より早く寿命を迎えたい」が23.7%だった。

配偶者より長生きしたい理由を聞いたところ、「看取りたいから」という声が最も多く、次いで「1人の時間を楽しみたい」、他には「配偶者を1人にはできないから」との声も多かった。配偶者と同じタイミングの理由では、「1人は寂しいから」が最も多く、次いで「残すのも残されるのも辛いから」、他には「迷惑をかけなくて済むから」という理由が多い。配偶者より早く迎えたい理由では、「見送るのは辛いから」という声が最も多く、次いで「1人は寂しいから」、他には「1人では何もできないから」という理由も多かった。

最後に、「寿命を迎えるまでに必ずしたいことを3つ挙げるとしたら何ですか?」と質問。その結果、全年代を通して「旅行」が最も多く、次いで、20代では「結婚」「出産」「孫を見る」、30代では「出産」「孫を見る」「子どもの自立を見届ける」、40代では「子どもの自立を見届ける」「安定した日々を送る」「身辺整理」、50代では「身辺整理」「子どもの自立を見届ける」「孫を見る・孫の自立を見届ける」と続いた。

この結果を受けて同社は、「自分の残りの人生について考えると、多くの人が、残される配偶者や子ども・孫の顔を思い浮かべることが分かった。いつ寿命を迎えるかは誰も分からないが、理想の最期に向け今のうちから準備を進めていくのは有効だろう」とコメントしている。

同調査は、11日~15日の期間に、20歳~59歳の男女863名(学生は除く)を対象としたインターネットによるアンケートによって実施された。