三菱航空機と三菱重工業は12月24日、リージョナルジェット機「MRJ(Mitsubishi Regional Jet)」の量産初号機の納入時期を2017年第2四半期から約1年延期すると発表した。

同社によれば、初飛行およびその後の試験飛行で機体の基本特性が良好であることを確認しているが、より完成度の高い機体にするため、試験項目の追加・見直しを行い、納入までのスケジュールを変更したという。

同社今後、開発マイルストン管理を行い、進捗に合わせてスケジュール精度を高めていくほか、北米での飛行試験の早期実現、三菱航空機本社・シアトルエンジニアリングセンター・モーゼスレイクテストセンターの役割・体制を明確化し、各種作業の加速など施策を講じて、開発作業を推進していくとしている。