日清オイリオグループの「中鎖脂肪酸 認知症リスク対策PJ(プロジェクト)」はこのほど、40歳~69歳の男女1,200人を対象に実施した「認知症予防に関する意識調査」に関する結果を明らかにした。調査期間は7月21~22日。

もの忘れやど忘れをすることがありますか?

もの忘れやど忘れをすることがあるか尋ねたところ、79.5%が「ある」と回答した。その頻度について聞くと「週に1回程度」(22.9%)が最も多く、「週に2~3回程度」(19.2%)、「週に4~6回程度」(6.7%)、「ほぼ毎日」(6.7%)を合わせると、55.5%が週に1回以上もの忘れやど忘れをしていることが明らかとなった。

具体的にどのようなもの忘れやど忘れをするか尋ねると、最も多いものは「ドラマや映画のタイトルが思い出せない」(62.5%)だった。次いで、「何かをしようと思って立ち上がったのに、何をしようとしたのか忘れた」(59.4%)が多く、昔のことだけでなく、直前に考えたことを思い出せない人も半数以上にのぼっていた。

具体的にどのようなもの忘れやど忘れをしますか?

自身が「歳」を感じることがあるか尋ねたところ、86.8%が「ある」と回答した。具体的にどんなときに「歳」を感じているか聞くと、1位の「会話の途中でモノの名前が出てこないとき」(63.8%)や、4位の「探しものをしていて、何を探そうとしていたか思い出せないとき」(29.5%)など記憶にかかわるものが多いという結果となった。

その他、2位の「徹夜作業の翌日がつらく、もう徹夜は無理だなと思うとき」(47.2%)や、3位の「テレビで見た同世代のミュージシャンが老けて見えたとき」(31.3%)なども挙げられ、日常生活のさまざまなシーンで「歳」を感じていることがわかった。

具体的にはどんなときに「歳」を感じますか?

もの忘れやど忘れをすることがある人を対象に、おととい食べた夕食の内容を思い出せるか尋ねたところ、68.3%は「思い出せる」、31.7%は「思い出せない」と回答した。「現在の総理大臣のフルネーム」に関して、思い出せる人は94.7%であったが、「前任の総理大臣のフルネーム」は38.5%もの人が思い出せないと答えている。

おととい食べた晩ごはんの内容を思い出せますか?