MMD研究所は12月22日、スマートフォンを所有する20~69歳以上の男女562人を対象に「2015年 スマートフォンアプリコンテンツに関する定点調査」を実施し、その結果を発表した。

これによると、コミュニケーションアプリ以外で2015年最も使ったスマートフォンアプリのジャンルとしては、「ゲーム(19.0%)」が最も多く、次いで「SNS(13.0%)」「動画(10.7%)」という結果に。2013年、2014年に行った同様の調査と比較すると「ゲーム」と「動画」の利用がそれぞれ増え、「SNS」の利用は減少傾向にあることが分かった。

最も利用したアプリのジャンル「ゲーム」「SNS」「動画」2013年からの推移 (提供 : MMD研究所)

また、SNSの利用状況について聞いたところ、「現在利用している」という回答が最も多かったのは「Facebook(44.1%)」で、次いで「Twitter(39.5%)」「Instagram(14.9%)」となり、2014年12月に行った同様の調査と比較すると「Facebook」が7.9ポイント減少、「Instagram」が1.4ポイント増とそれぞれのサービスの利用に変化が見える結果となった。

現在利用しているSNS/コミュニケーションサービス「Facebook」「Twitter」「Instagram」2013年からの推移 (提供 : MMD研究所)

加えて、プリインストールアプリの利用について、iOSユーザー(N:239)は「インターネット(91.6%)」「カメラ(90.8%)」との回答が、Androidユーザー(N:323)では「電話(88.5%)」「メール(87.6%)」との回答が多い結果となったほか、OS別で違いが表れた項目として「メッセージ」「ミュージック」「メモ」の3つがあった。

「メッセージ」ではiOSが69.0%、Androidが34.4%と34.6ポイント差、「ミュージック」ではiOSが55.2%、Androidが28.2%と27.0ポイント差、「メモ」ではiOSが69.9%、Androidが44.6%と25.3ポイント差とプリインストールの利用はOS別で異なる傾向があることが分かった。

プリインストールアプリの利用状況 iOS(左)/Android(右) (提供 : MMD研究所)