20代の女性の36.5%が「出産を機に転職したい」 - 理由は?

ランクアップは、全国の働く女性600名を対象に「長時間労働と女性の働き方に関する意識・実態調査」を実施した。調査期間は8月26日～28日。

20～30代は「労働時間の長さ」が出産後の転職に影響

出産未経験の300名に対し、「これから出産するとしたら、その後も今の会社で働き続けたいですか」と尋ねたところ、29.0%が「転職したい」と回答した。年代別に見ると、20代が36.5%と一番多く、20代の3人に1人は出産を機に転職を検討していることがわかった。

出産後に転職したいと答えた人にその理由を聞くと、最も多い回答は「給与が不満」(47.1%)で、2位が「労働時間が長い」(39.1%)だった。年代別では、20代は「労働時間が長い」(51.9%)が1位となっている。30代も45.5%と高く、20～30代は「労働時間の長さ」が出産後の転職に影響することが明らかとなった。

出産後の働き方を考えて、妊娠・出産を躊躇したことはあるか(躊躇すると思うか)尋ねたところ、すでに子どもがいる人は45.3%、子どもがいない人は40.3%が「躊躇した(すると思う)」と回答した。

妊娠・出産を躊躇した(する)理由で最も多いものは、「職場の人からの理解が得られるか」(54.1%)だった。次いで「働く時間の制約ができること」(41.2%)、「同じ給与水準で復職できるか」(31.1%)となっている。会社としての受け入れ態勢や、時短勤務への不安を多く抱えていることがわかった。