整体師の大山奏です。急に冬の寒さがやってきたので、体調を崩してしまったという人も少なくないのではないでしょうか。この時期は暖房などによる乾燥も気になります。「喉が渇いた」と感じなくても、水分補給を忘れないようにしましょう。水分が身体に補充されないと、身体の中の巡りが悪くなってこりなどの原因にもなってしまいます。

毎日キーボード入力が多いという人は、手が痛くなったり肘の辺りに痛みを感じたりしがちですよね。今回は、そんな腱鞘(けんしょう)炎を予防するストレッチをご紹介します。

片腕を胸の前に持ち上げる

手首腱鞘炎予防ストレッチ

Step1: 片腕を胸の高さまで持ち上げます

Step2: 反対の手のひらで、持ち上げている手の甲を押します

Step3: 持ち上げている腕の手のひらを上に向けて、反対の手のひらで押します

持ち上げている腕の方の手は、手首の力を抜いた状態にします。指の付け根辺りの部分を反対の手のひらでゆっくりと押していきます。気持ちよく伸びているのを感じたら、一度脱力して少し動かしてから、手のひらを上げてください。

人によって腱鞘炎が出る場所は少しずつ違うので、最も気持ちのいい部分を押すようにしてみてください。

反対の手のひらで指の付け根部分を押す

手のひらを上に向けて、反対の手のひらで押す

指1本ずつをストレッチ

指は疲れを感じにくいですが、タイピングなどをしているとじわじわと疲れがたまってくる場所でもあります。手のひらを上にして手首から下を押した後に、指を1本ずつそらせるように押してみてもいいですね。

壁を使って行うこともできる

壁を使ってもOK

このストレッチはいつでもどこでも簡単にできますが、「やろう! 」と意識的に思わないと、なかなかやらないストレッチでもあります。いすに座って自分の書いた文章などを読み直している時間や、コピーをとっている時間などを有効に使うといいでしょう。

また、壁を使って両手を一気にストレッチすることもできます。手の代わりに壁に手を押し付けるようにします。ただ、体重をかけ過ぎてしまうと手首を痛めてしまうことがあるので注意してください。

腱鞘炎は一度なってしまうと治るまでかなり時間がかかります。なる前に予防をすることが重要ですよ。

筆者プロフィール: 大山 奏(おおやま かなで)

スピリチュアルと運動が好きなアウトドア系ライター。整体師。癒やしを与えられる人になろうとアロマテラピーインストラクター・セラピストへ向けて勉強中。ストレス解消法は神社巡りと滝行。スピリチュアル系雑誌の執筆から脳科学・恋愛記事まで、興味のあるものには迷わず挑戦している。ブログ「ひよっこライター大山奏」では、日々の出来事を思うままにつづっている。また、これまでのさまざまなストレッチをまとめた電子書籍も販売中。