「ガンプラ」世界一にタイ代表ヴィチャユスさん、「どこをとっても満点」

 

「ガンプラビルダーズワールドカップ 2015」オープンコース1位になったタイ代表ヴィチャユス・エイアム・オンさん

都内・台場のガンダムフロント東京にて20日、「ガンプラ」世界一を競う「ガンプラビルダーズワールドカップ 2015 世界大会決勝戦」表彰式が行われ、タイ代表のヴィチャユス・エイアム・オンさんの作品が世界一に輝いた。

「ガンプラビルダーズワールドカップ」は、バンダイが展開する「ガンプラ」の純正キットを用いて行われる、造形や彩色の技術などを競うコンテスト。世界13の国と地域で開催される大会でオープンコース・ジュニアコース各1名の代表が選出され、各代表による世界決勝戦が行われる。近年は「ガンプラ」をテーマにしたアニメ作品『ガンダムビルドファイターズ』の人気もあり、出場者も年々増加傾向にあった。

そのチャンピオンに選ばれたヴィチャユスさんの作品名は「ANOTHER LATE NIGHT」。木目の素材感が特徴の作品で、『新機動戦記ガンダムW』に登場したウイングガンダムとガンダムエピオンの戦闘シーンを描いている。だが、その周囲には彫刻家の作業部屋を思わせる設計図や作りかけの作品群が配置されており、単純な「ガンダム」作品を再現したものではなく、"「ガンダム」をモチーフにしたアートを作る現場を表現する"というメタフィクション的なアイデアが盛り込まれた作品に。また、表面の塗装だけではなく、対決の場面を縦に展開させて表現する構図にも工夫が見られる。

1か月半をかけて作品を完成させたというヴィチャユスさんは、「今回受賞できてとてもうれしく思います」と喜びを語り、「製作では、上と下に向かうアングルを表現するところに特に難しさがありました。また、作品のテクスチャーの部分はこだわったところなので、そこを一番見てほしいです」とコメントを寄せた。

審査員を務めた『ホビージャパン』編集長の木村学氏は、「木目調にすることを目的とするのではなく、この作品を構成するために木目調を採用している点がすばらしい」と、コンセプトと手法の統一性に言及。『モデルグラフィック』編集長の古屋智康氏は、「時には、こういうコンテストでは減点法で順位を決めることもあるが、本作品は工作・塗装・アイデア、どこをとっても減点するところがない満点の作品で、何時間でも見ていられる」と絶賛した。

なお、オープンコース2位には香港代表のンー・ショ・ワイさんの「NIGHTINGALE(Long Distance Support Type)」、3位にはマレーシア代表のホー・イック・インさんの「The Angel」。ジュニアコースのチャンピオンにはインドネシア代表コーネリアス・シーザー・ウィジャジャさんの「Build Fighters Season 3」、2位には日本代表の畑めいさんの「THE LAST SHOOTING」、3位にはタイ代表ナチャ・ワイピマイさんの「OPERATION DESERT STORM」が選出された。優勝作品を含む各国代表作品は2016年1月6日までガンダムフロント東京にて展示される。

(C)創通・サンライズ
(C)創通・サンライズ・テレビ東京

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