NECディスプレイソリューションズは12月17日、同社のプロジェクタ「ビューライトシリーズ」の新製品として、DLPプロジェクタである「NP-P502HJD」と「NP-P502WJD」を発表した。両機種とも、希望小売価格はオープンプライス、出荷開始予定日は2016年1月27日。国内・海外向けを合わせ、発売後1年間で2機種合計3万台の販売を予定しているとのこと。

ViewLight NP-P502HJD/NP-P502WJD

新製品は、いずれも5000ルーメンの輝度を持ち、パネル解像度はフルHD(1920×1080)またはWXGA(1280×800)。投写画面の位置を上下・左右に調整できる「レンズシフト機構」の装備などにより、設置性を向上させたという。

また、無線LANを標準搭載し、ワイヤレスでタブレットなど最大50台の端末と情報共有が可能。付属ソフトを使用すると最大16分割のマルチ画面での表示が可能になるなど、効率的かつ活発な会議や授業環境を提供するとしている。

さらに、LANケーブル1本で映像・音声・制御信号を伝送できるHDBaseT入力端子を装備しており、市販のHDBaseT対応の伝送機器を使用して、離れた場所に設置したプロジェクタに高画質映像を投写できるとのこと。最大100mの長距離での配線作業の簡易化や、ケーブル工事などのコスト削減を実現するという。

加えて、各端末のWebブラウザを経由して投写中の画面の共有やデータの保存ができる、Webシェアリング機能を搭載。さらに、スマートフォンやタブレットの画面をプロジェクタにワイヤレスでミラーリング投写できるMiracastにも対応。各種端末と連携することで、コミュニケーションの幅を広げることが可能としている。