ギネス記録を持つ世界的人気ゲームを映画化した『ウォークラフト』(原題:Warcraft)が、2016年に日本公開されることが決定し、初映像が18日、公開された。

『ウォークラフト』ビジュアル

原作は、PCゲーム「ウォークラフト」シリーズ3部作。3部作の世界的大ヒットを受け新たに製作された「ウォークラフト」のMMORPG版(大規模多人数同時参加型オンラインRPG)である「ワールド・オブ・ウォークラフト」は、2008年にプレイヤー数が1,000万人を突破し、最多登録者数MMORPGとしてギネス世界記録を樹立した。

本作は、その「ウォークラフト」シリーズの世界感そのままに、人間、ドワーフ、エルフ、オークといったさまざまな種族が登場。剣や魔法が存在するファンタジーの世界を舞台に、高貴で勇敢なオークと、不屈の精神を持つヒューマンとの闘争を、圧倒的な映像クオリティで描く。

監督は、デビット・ボウイの息子であり、『月に囚われた男』、『ミッション:8ミニッツ』などで知られるダンカン・ジョーンズ。主演は、『ギャングバスターズ』のトラヴィス・フィメルが抜擢され、『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』のポーラ・パットンをはじめ、ダニエル・ウー、ベン・フォスター、ドミニク・クーパーなど、実力派俳優が集結する。

制作は、『ダークナイト』『インターステラー』『ジュラシック・ワールド』など大ヒット作を多数誕生させているレジェンダリー・ピクチャーズが担当。そして、『アベンジャーズ』シリーズ、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のVFX効果を生み出したILM(インダストリアル・ライト&マジック)が特殊効果を手がけ、『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』でアカデミー視覚効果賞を獲得したビル・ウェステンホファーも本作に参加している。

すでに世界中で注目を集めており、オンライン上で初映像が公開されると、7日間で約1億回という再生回数を記録。北米を除くインターナショナルでは、『ジュラシック・ワールド』を超える再生記録をたたき出した。ジョーンズ監督は世界中の反響を受け、「これは『アバター』であると同時に『ロード・オブ・ザ・リング』のような物語でもある。とても、とても壮大な映画です」と自信をのぞかせている。


(c) Universal Pictures