マイクロアドデジタルサイネージ(MADS)は12月15日、インターネットを用いた屋外広告の配信およびコンテンツの一元配信管理ができる「外テレ（ソトテレ）」のサービス提供を開始したと発表した。サービスは11月から開始され、すでに100社以上が利用しているという。

「外テレ」とは

「外テレ」では、コンテンツプロバイダと提携し、広告配信以外にも、ニュースや天気予報などのリアルタイムな情報、ファッションやエンターテイメントコンテンツなどのコンテンツも配信できる。同社では、空き時間に観たくなる「屋外のインターネットテレビ」のようなサービスと表現する。

現在提携しているサービスとしては、ジョルダン/美味案内（グルメ情報）、ディー・エル・イー/『パンパカパンツ』ほか（キャラクター）、日本気象協会/（気象情報サービス）、ネットネイティブ/モデルプレス（ファッション・コラム）、ビデオワイヤー/NewsTV（企業ニュース）、フォーリー/ 『えほんであそぼ じゃじゃじゃじゃん』ほか（知育コンテンツ）、リクルートホールディングス/Preno（美容コンテンツ）がある。

提携しているサービス

これらコンテンツには、有料と無料のものがあり、無料のものであれば、1台あたり月額3,300円の基本料金内で利用できる。

サイネージ用ディスプレイを持つオーナーには、クラウド上で利用できるCMSが提供され、Webブラウザを使って、コンテンツプロバイダの提供する外部コンテンツ、オーナーが保有する自社コンテンツ、MADSが提供する広告コンテンツを自由に組み合わせ、配信スケジュールを編成することが可能。

「外テレ」のしくみ

コンテンツの配信には、外テレ専用配信システム「MONOLITHS」が利用され、各条件(日時、エリア、ロケーションなど)を設定することによって、対象となる「外テレ」の空いている広告枠をリストアップし、15秒毎の放映課金による広告枠の買付け及び広告配信ができるという。

マイクロアドデジタルサイネージ 事業開発部 プロダクトディレクター 大戸健吾氏

CMSの画面上で更新した内容は即時、配信コンテンツに反映され、管理画面上の設定画面から指定したWEBサイトを表示させることも可能だという。

広告収益機能もあり、管理画面上で広告枠を設定すると、MADSが提供する広告が配信される。なお、広告に関しては、オーナーに広告料が支払われるため、広告ビジネスを開始することが可能だという。

マイクロアドデジタルサイネージ 事業開発部 プロダクトディレクター 大戸健吾氏は、防災や防犯の観点からオフィスやマンションにも導入したいと語り、2016年度中に10,000ディスプレイの導入を目指すとした。