きょう15日に最終回を迎える俳優・松坂桃李主演の関西テレビ・フジテレビ系ドラマ『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』(毎週火曜22:00~22:54)のプレビューに、原作者の山崎紗也夏が参加し、原作とは異なる結末に満足の様子を見せた。

『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』主演の松坂桃李=15日放送の最終回より

初動捜査に携わる機動捜査隊(通称:キソウ)を舞台に、松坂演じる里見偲と、ヒロインの木村文乃演じる猪熊夕貴が、恋人同士であることを隠し、コンビを組んで事件に挑むが、菜々緒演じる謎の美女・橘カラに運命を狂わされていく同作。前回、殺人鬼・カラが死亡し、事件が解決したと思われたが、どこか納得いかない里見が再度調査すると、カラの恐ろしい計画がまだ終わっていなかったことが判明する。

原作は、「週刊モーニング」で連載されていた人気コミックだが、今回のドラマ版では、Kis-My-Ft2の北山宏光演じるライバル刑事の登場や、里見と猪熊が半同棲していること、猪熊と父親・文一(大杉漣)に血縁関係がない点など、独自の設定が加わっている。

関西テレビの河西秀幸プロデューサーは、最終回の結末について「(脚本の)佐藤(嗣麻子)さんから、あるアイデアを頂いたのですが、それが圧倒的に面白く、ぜひやりましょう!ということになりました」と裏話を明かす。

河西氏は、1話から張り巡らされているさまざまな伏線が「最終回で一枚の画になり、カラの恐ろしい計画の全貌(ぜんぼう)が分かります」といい、「里見と完全悪女・カラとの最終決戦。全てを知った里見は怒りに震え、ドラマシリーズ最大の山場を迎えます」と予告。このほど行われた最終回のプレビューには、原作の山崎と、脚本の佐藤も駆けつけ、大いに満足していたという。

前回の第8話と、きょうの最終回では、スタジオ撮影の合間を縫って練習に約2日、撮影に約6日もかけて行われたという松坂と菜々緒の壮絶なアクションシーンもあり、こちらも見どころだ。