アスクは11日、Synology製のNASサーバとして、ハードウェア暗号化エンジンを備える2ベイモデル「DiskStation DS216」を発表した。12月下旬から発売し、店頭予想価格(税別)は50,000円台前半の見込み。HDDはユーザー側で別途用意する。

DiskStation DS216

3.5インチ/2.5インチHDDを2台内蔵できるNASサーバ。HDD用トレイが付属し、ツールレスでHDDを取り付けられる。ハードウェア暗号化エンジンを備えており、ビジネス向けのメールサーバやVPNサーバなどの用途にも適している。iOSやAndroid用の専用アプリを使い、ルーターのポート転送設定なしで外部からのアクセスを可能にする「クイックコネクト機能」もサポート。

背面

OSには「DiskStation Manager(DSM)」を採用している。データのバックアップやファイル共有といった機能のほか、専用のアプリも多数用意。専用アプリをインストールすることで、機能拡張を図れる。

RAID 0 / RAID 1 / Synology Hybrid RAID / Basic / JBODも設定可能。転送速度はリード平均112.79MB/s、ライト平均111.18MB/s(RAID 1時)。8TB HDDも搭載可能で、最大容量は16TBまで対応する。

ネットワークカメラ用のサーバとしても利用でき、専用アプリケーション「Surveillance Station」を使ってリアルタイム監視や記録データのタイムラインビューなどを行える。対応IPカメラ台数は16台までで、対応フレームレートはH.264時で最大2,591×1,944ドット/60fps、MJPG時で最大2,591×1,944ドット/30fps。

CPUはMarvell Armada 385 88F6820(1.30GHz)、メモリはDDR3 512MB。92mmの冷却ファン×1基を内蔵し、インタフェース類はGigabit Ethernet対応有線LAN×1基、USB 3.0×2基、USB 2.0×1基を装備。最大ユーザーアカウント数は2,048、最大同時接続数は128。本体サイズはW108×D233.2×H165mm、重量は1.3kg。