歌手で俳優の武田鉄矢(66)が、13日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~10:55)にゲスト出演し、NHK紅白歌合戦からの卒業を発表した歌手・森進一(68)の決断に疑問を呈した。

歌手で俳優の武田鉄矢

森は今月4日、公式ホームページを通じ、「紅白歌合戦から身を引かせていただきたいと決意したところです」と来年以降は紅白に出場しないことを宣言。「私も48年連続出場という長いお付き合いになった紅白歌合戦につきましても、どこかでけじめといいますか、引き際をどうするか、ここ数年考えてまいりました」「今年でちょうど歌手生活50周年になりました。そこでこの区切りの良い年を最後のステージとして」と経緯を説明している。

武田は、歌手・北島三郎(79)が2013年で卒業したことに触れ、「"卒業"という意味合いが、北島さんの場合はピタッと分かるんだけれども森さんの方はちょっとよく分からない」と納得がいかない様子。「"出ない"ということを宣伝に使うのは、芸人としてはあまりいいことじゃないんじゃないのかな」と疑問を投げかけ、「だって、そのケツの軽さがないとこの商売やってられないよね」と主張した。

さらに、「一番最強の芸人は何かと言ったら"どこでもやれる"」「1万人の前で歌を歌うというのと、100人の前で歌を歌うことが同じテンションでできる人が良い芸人」と断言。過去のヒット曲を今でも求められるのは幸せなことだと認め、「やっぱりそういう芸人を目指してきたんじゃないのかな、俺たちは」と力説していた。