コンデンスミルクのように甘く、とろりとしたミルクジャム。パンにつけたり、フルーツにかけたり、紅茶に入れたりと用途はさまざま。なべで作ると焦げ付きやふきこぼれが心配ですが、電子レンジで加熱するだけでできるミルクジャム作りに挑戦してみました。

パンにぬってもよし、いちごにつけてもおいしいミルクジャム

コンデンスミルクのように甘く、とろりとしたミルクジャム。パンにつけたり、フルーツにかけたり、紅茶に入れたりと用途はさまざま。なべで作ると焦げ付きやふきこぼれが心配ですが、今回は電子レンジで加熱するだけでできるミルクジャム作りに挑戦します

材料 (作りやすい量。でき上がりは約50ml)

・牛乳 100ml

・砂糖 30g

・深めで大きい耐熱性のボウルや容器

作り方

耐熱性の容器に牛乳と砂糖を入れて混ぜます。牛乳は冷蔵庫から出したばかりの冷たい状態のものを使いました。

電子レンジで2分加熱します。筆者宅のレンジは500W。600W以上の電子レンジの場合、加熱時間を少し短くしてください。

一度取り出して混ぜます。取り出すときは、容器が熱くなっているのでご注意を。まだ色は白く、サラサラした状態です。

再び加熱します。今度は5分加熱しました。しばらくすると、ブクブクと牛乳が泡だち、レンジの庫内が水蒸気でいっぱいになります。

容器を取り出し、また混ぜます。さらに容器が熱くなっているので、電子レンジから取り出すときは、やけどに注意してください。

ちなみに、牛乳は沸騰すると泡立ちが激しくなります。泡の跡は容器の上部分までついており、どんぶりのふちギリギリまで泡が届いていることがわかります。

この後は、1分ずつ加熱して、水分量を調節していきます。だんだん色が黄色っぽく色づいてきます。

この作業を数回くり返し、好みのとろみになるまで加熱します。冷えるととろみが強くなるので「少しとろみが足りないな」程度の状態で加熱をストップします。ここでは、この加熱作業を3回繰り返しました。

粗熱がとれたらビンなどに入れて保存します。味見をすると、いつもいちごにかけている練乳の味がしてびっくり! こんなに簡単に安く作れるなんて! これなら、たっぷり使えますね。

できあがったミルクは、密封できる容器に保存します。

深めの容器で作るのがコツ

完成したミルクジャム。続いてフランスパンに塗ってみました。パンに塗る場合は、少しとろみを強めにした方がいいかもしれません。

ガスレンジなどを使ってとろ火で加熱して作ることもできます。ただ、ガスレンジの種類によっては火加減の調節が難しく、入っている砂糖の量が多いため焦げ付くことも。筆者宅のガスレンジはとろ火の調節ができないため、いつも電子レンジを使っています。

作り方で重要なポイントとなるのは、容器の選び方です。ここでは100mlの牛乳を高さ12cmのどんぶりに入れて作りました。

あまり小さな容器や、浅いものを使うと、沸騰した牛乳がふきこぼれて電子レンジの庫内が悲惨な状態に……。

容器の形や大きさによって、倍量の200mlでも作れると思いますが、まずは少なめの量で作り、要領がわかったら牛乳の量を増やして作ってみてくださいね。

また、容器は加熱を続けるとかなり熱くなります。ひびなどが入っていると、電子レンジの中で割れてしまうこともあるので、ひびが入っていたり割れたりしていないことを確認しましょう。

執筆:麦原 ケイ (ベル・エキップ)
猫とビールと唐揚げとコーヒーが好きな神奈川県・横浜在住の主婦ライター。

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