東芝と東芝情報機器は12月10日、東海地区を中心に展開する進学塾「佐鳴予備校」に、手書き機能を搭載したWindows OS搭載タブレット「dynabook Tab S80」を約3万台納入したと発表した。同校のICT授業をサポートする。

佐鳴予備校向けに納入された Windows OS搭載タブレット「dynabook Tab S80」

Windows OS搭載タブレット「dynabook Tab S80」は、付属の高精度なペンによる書きやすさが重視されている。インテルAtomプロセッサーを搭載しており、軽量・薄型で持ち運びしやすく約7.0時間のバッテリー駆動を実現している。導入にあたっては、安心して使用するためのセキリュリティ要件などが同校が考える授業と家庭学習の連携を進めるうえで高い評価を得たという。

一方で佐鳴予備校は、「学力を以って社会に貢献する人材の育成」を目指しており、情報技術を活用した教育システムを積極的に取り入れている(関連記事:事例で学ぶAndroid活用術 「便利だから」ではなく「デバイスで何ができるか」 - さなるの考え方とは)。

東芝製タブレットの導入とともに、タブレットに「生徒の学力を向上させるためにタブレットをどう生かせばいいか」という現場の声を反映したシステムを搭載。授業と家庭学習のそれぞれに活用できる「要点解説動画」や「学習スケジュール管理」などの学習支援ツールを開発した。2016年1月より同校の中等部で利用する予定となっている。