カスペルスキーは12月9日、法人向けMac用セキュリティ製品「Kaspersky Endpoint Security for Mac」の新バージョン10の提供開始を発表した。販売価格は最小構成の10クライアントで3万2400円(税別)~で、パートナー経由で提供する。

「Kaspersky Endpoint Security for Mac」の画面

同製品は、Macを狙うウイルスやネットワーク侵入攻撃などの脅威を防ぎ、企業においてMacを安全に使用できる環境を提供する。カスペルスキーの法人向けWindows OS、Linux OS向けセキュリティ製品と同様に、統合管理ツールのKaspersky Security Centerによる一元管理が可能で、システム管理者の負荷を軽減する。

最新バージョンでは、ウイルスに感染させる危険なWebサイトや、個人情報を盗み取るフィッシングサイトへのアクセスをブロックする。さらに、ヒューリスティック技術によるスクリプトのリアルタイム評価も行う。また、ネットワークに接続中のMacが外部からポートスキャンされたり、DoS攻撃やバッファーオーバーフローなどの手法で攻撃された場合、攻撃元からの接続を遮断する。

さらに、世界中のカスペルスキー製品ユーザーのデバイスからクラウドに収集されたリアルタイムの脅威情報をもとに、最新のウイルスや脅威への迅速な対応を実現することで、Kaspersky Security Networkに接続されたデバイスを保護し、不正プログラムの検知率向上と、誤検知の低減を図る。