米Uberが「uberHOP」と「uberCOMMUTE」という2つのパイロットサービスを米国で提供する。どちらも通勤時のライドシェアの活用を促す。

uberHOPは路線バス型のサービスで、米シアトルで10日に開始する。Uberドライバーはあらかじめ決められたルートを走り、決められた場所に停車する。uberHOPのルートを選択したUber利用者は、Uberがマッチさせたドライバーが停車する場所に徒歩などで向かう。また降車場所からも徒歩などで目的地まで移動する。路線バスや地下鉄といった公共交通機関を利用できない、または利用しにくい都市や地域の問題解消につながる。

「uberHOP」

uberCOMMUTEは米シカゴで開始する。月~金の午前6時から午後10時の間に、車で通勤する人と通勤・通学のライドシェアを探す人をマッチさせる。運転免許と運転履歴の確認でドライバー登録できるなど通常のUberサービスよりもカジュアルなサービスになるが、GPSトラッキング、ETA共有、フィードバックといったUberの安全機能が提供される。パイロットプログラムをシカゴで開始したのは通勤時間帯のI-90が「米最悪のボトルネック」と呼ばれているためで、そうした通勤渋滞の問題の解消に取り組むサービスである。

「uberCOMMUTE」