NTT東日本は、デザイン・機能を一新した中堅・中小事業所向けビジネスフォン「SmartNetcommunity αA1 Standard」を12月10日より提供することを発表した。

同製品は、「Netcommunity SYSTEM αNXⅡ Plus シリーズ」の後継機種として主要機能を踏襲し、「αUC」などのクラウドサービスとの連携強化が行われている。

利用シーンや規模に合わせ、主装置2台まで拡張できるスタック構成が採用されており、外線24回線・内線48台まで収容可能。現行機種αNXⅡPlus シリーズのtype S、type Mと、type Lの一部のユーザー規模まで対応しているという。

同製品と「αUC」を組み合わせることにより、「αUC」のアドレス帳に登録された電話番号あてにスマートフォンから同製品を経由して発信することや、着信した通話をスマートフォンへ転送する際に、「αUC」のアドレス帳に登録された電話番号・名前をスマートフォンに表示させるなど、外出先からのスムーズな電話応対が可能となる。

「αUC」連携利用イメージ

サポート付き簡単オフィスWi-Fi サービス「ギガらくWi-Fi」と同製品を組み合わせると、事業所内において、スマートフォンをキーテレフォン機能付きの電話機にすることも可能となっている。

「ギガらくWi-Fi」連携利用イメージ

そのほか、音声メールゲートウェイ(オプション)を利用することにより、事業所にかかってきた通話を録音し、録音後にスマートフォンや携帯電話へ自動的にメール通知をすることが可能となっている。なお、録音データは、オンラインストレージサービス「フレッツ・あずけ~るPRO プラン」へ自動アップロードすることができ、アップロードされた録音データは、外出先のスマートフォンやパソコンで一覧表示し、再生することができるという。

「フレッツ・あずけ~るProプラン」連携イメージ

主装置(5年保証付き)1台、ひかり電話オフィス A(エース)4チャネル、標準電話機(スター・18キー)10台で構成したシステム販売価格例は約92万円となっている(工事費はのぞく)。