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Googleは12月3日(米国時間)、「Official Google Blog: Powering the Internet with renewable energy」において、発電事業者を除いてこれまでで最も大規模で多様性に富んだ再生可能エネルギーの買い取りを実施したと発表した。Googleは将来的にすべての運用をクリーンエネルギーのみを使って実現することを目指しており、こうした目標に大きく近づいたと説明している。

Googleは今回の買い取りで、同社のデータセンターに対して合計842メガワットの電力を追加供給することになったとしている。再生可能エネルギーの買い取りは米国、チリ、スウェーデンの3カ国で実施されており、これまで利用してきた再生可能エネルギー量をほぼ倍増させることになるとしている。買い取る電力は複数の発電事業者からの太陽光発電と風力発電によるものと説明がある。

Googleは2006年から持続可能なエネルギー利用という観点からさまざまな取り組みを行っている。具体的には、データセンターを電力効率の高いものとして設計・建設するほか、再生可能エネルギーの買い取り促進、再生可能エネルギー開発プロジェクトへの投資などを実施している。二酸化炭素排出量削減への要求は世界的に高まっており、二酸化炭素排出量削減へ向けた取り組みは企業価値を左右する要因の1つとなってきている。