アプリックスは12月3日、重力式浄水器向けの非接触型水量センサーを開発したと発表した。

セラミックや天然石を組み合わせる重力式浄水器では、電気などの動力を使用せず、ポンプなどの機構的なものもなく、浄水経路に水量センサーを設置することが難しい。さらに、環境ホルモンの影響を排除するためにプラスチックの代わりにステンレス製の容器を使っている製品では、内部の水量を簡単に検知することが非常に困難だった。

同社が開発した水量センサーは、浄水器では通常使われない特殊なセンサーを用いることで水に接触することなく容器内の水量を知ることが可能。また、超音波式や静電容量式と異なり、金属の容器でも動作することができる。同社は、重力式浄水器の拡大が予想される新興国市場への普及を見込んでいるという。