神奈川県は、県で取り組んでいる「未病市場創出促進事業」において、「Apple Watch Sportを用いた健康状態の見える化サービス」と題したサービスを採択したことを明らかにした。サービス提供対象者であれば、実質割引で「Apple Watch Sport」を購入できる。

「Apple Watch Sportを用いた健康状態の見える化サービス」の特設ページ

神奈川県では、健康と病気を二律背反の概念としてではなく、心身の状態は健康と病気の間を連続的に変化するものと捉え、このすべての変化の過程を表すのに「未病(ME-BYO)」という概念を唱えている。「ME-BYO」は、登録商標を取得しており、県ではその概念普及に努めている。

県は、国の地方創生交付金(地域消費喚起・生活支援型交付金)を活用して、県民が未病(ME-BYO)に関する商品やサービスを割引価格で購入できるプロジェクトに着手しており、それが「未病市場創出促進事業」というわけだ。このプロジェクトは神奈川県ヘルスケア・ニューフロンティア推進局が事業を進めている。

その「未病市場創出促進事業」において、この度「Apple Watch Sportを用いた健康状態の見える化サービス」と題したプログラムを提供する運びとなった。このプログラムは、Apple Watch Sport(38mm/42mm)本体が付属するという健康状態のレポートサービスで、Apple Watchで収集した利用者のバイタルデータ(心拍数、消費エネルギー、身長・体重)を提出することで、健康状態の見える化サービス分析チームが健康状態を分析し、レポートを届けてくれる。

本件は株式会社チェンジがサービス事業者となっており、神奈川県の助成により、利用者はApple Watch Sport(38mm/42mm)が付属するサービスを37%オフで購入でき、2,000円から4,000円相当のギフトカードも貰える。また、神奈川県の助成とは別に、「株式会社チェンジ健康状態見える化サービス運営事務局」による特別キャンペーンも実施され、10,000円相当のJCBギフトカードのプレゼントがつく。

対象者は、神奈川県在住、あるいは神奈川県内の企業に勤める人・神奈川県内の学校に通学している学生、あるいはキャンペーン対象指定店舗で本サービスを購入した人となっており、ギフトカードを国内で受け取れることも条件となっている。また、キャンペーン期間中に 健康状態に関するアンケート回答・ヘルスケアデータの提出も必須となっている。

期間は2015年12月3日から2016年1月31日。購入に際して注していただきたいのは、28日間のヘルスケアデータ収集が必須となっていること。よって、1月3日までに本パッケージを購入し、1月4日までにデータ収集を開始しなければならない。現在、キャンペーン対象指定店舗となっているのは、C SMARTららぽーと横浜のみだが、順次追加されるとのことである。

詳細は、特設ページでチェックできる。