日経BPが運営する情報サイト「日経DUAL」は3日、「共働き子育てしやすい街ランキング」(総合、東京編、地方編)を発表した。同ランキングは、日本経済新聞社と共同で全国の主要100自治体を対象に実施した「自治体の子育て支援制度に関する調査」に基づいたもの。

地方編の1位は静岡市

総合ランキングの1位には、東京都の荒川区が選ばれた。荒川区は、都認証保育所に通っている0歳児がいる家庭に最大6万円の差額補助を行っているほか、「ツインズサポート事業」やひとり親世帯に対するサポートなど、子育て世帯の流入に積極的な姿勢が高評価だったという。

総合ランキングの2位は東京都福生市と静岡市、4位東京都千代田区、5位東京都港区。東京編は、1位荒川区、2位福生市、3位千代田区、4位港区、5位東大和市。地方編は、1位静岡市、2位北九州市、3位堺市および福岡市、5位岡山市と続いた。地方編1位の静岡市は認定こども園や待機児童園を用意するなどインフラ面が整っているという。

共働き子育てしやすい街ランキング東京編

また、「自治体の子育て支援制度に関する調査」によると、認可保育所の保育料は、同程度の所得の家庭で比較すると最大5倍近い差があることが判明。自治体に認可保育所を整備する際の課題を聞いたところ、「用地・物件の確保」が82.7%で最も多く、次いで「保育士の確保」が72.8%と続き、最大の課題として「用地・物件の確保」を挙げた自治体が43.2%に上った。