『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の撮影中に骨折していたというJ・J・エイブラムス監督(C)BANG Media International

J・J・エイブラムス監督が『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(12月18日公開)の撮影中に、落下してきたドアからハリソン・フォードを救おうとして、背中を骨折していたという。

ハリソンは、自身の演じるハン・ソロが操縦するミレニアム・ファルコン号の水圧式ドアが落下してきたことで足首を骨折するに至っていたが、ハリソンを自身のアイドルの1人とあがめるエイブラムス監督は、ハリソンを助けようとそのとても重いドアを持ち上げ、自身の背骨も骨折する羽目になってしまったそうだ。

エイブラムスは、サイラスXMラジオに出演した際、「水圧式のドアが落ちてきた時、その真下にいた人を押しつぶすかたちになってしまったんだけど、それがハリソン・フォードだったわけさ。彼はそれで足と足首を骨折したよ。彼の足首は真横になってしまった、90度くらい傾いていたんだ。すごくひどい状態だったよ」と当時を振り返り、「僕はそのドアを持ち上げようと、『愛する人を守るためにあの車を持ち上げるんだ』っていうハルクみたいなパワーで駆け寄ったのさ」と語った。

そして、「その時に気づいたのは2つのことだったね。1つは、水圧式ドアは持ち上げるようになっていなければ持ち上がらないということ。そして骨は折れるものだということ」と伝え、「背中の下部にパキって感じて『今のなんだ? 肉離れか?』と思ったんだ。しかもそれは、僕が友人を助けようとしていた時だったんだ」と説明した。

結局、スタッフの1人がボタン1つ押したことで簡単にドアは持ち上がり、無意味に終わってしまったそうで、「そのわずか数秒後に大きなボタンを持った男性によってそのドアは持ち上げられたんだけど、僕の背中は一日中痛くて、もちろんハリソン・フォードが足首を骨折したっていう事実だけが頭にあったね。そういう時って考えられないもんだよね」と続けた。

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