リクルートライフスタイルはこのたび、「食」に関する調査・研究機関「ホットペッパー グルメ リサーチセンター」にて、首都圏・関西圏・東海圏の男女約1万人を対象に、夕方以降の外食市場規模を把握する目的で行った「外食市場調査(2015年10月度)」の結果を公表した。

同調査における「外食」とは、夕方以降に飲食店で食事した場合を対象とし、飲酒・喫茶のみの場合も含むほか、夕方以降に複数回外食した場合は、1日あたり2回まで(2軒目まで)をその対象とする。また、飲食を行った地域の範囲として、各圏域の対象都府県内で行った外食を対象とし、圏域外(圏域外の都道府県や海外)のそれは含まないが、圏域内への旅行・出張は含む。

また、調査対象は、各エリア中心部からの鉄道距離が首都圏で90分 / 関西圏で80分 / 東海圏で60分の圏内に居住する20~69歳のマクロミル登録モニターの男女。9月に事前調査を行ったのち、11月2日~9日に本調査を実施した。有効回答数は1万48件となる。

これによると、2015年10月の外食市場規模は、3圏域合計で前年同月比プラス108億円となる3,262億円。外食の頻度は平均で1カ月あたり4.29回となったほか、単価は2,414円という結果であった。

上 : 外食実施率 / 下 : 外食頻度 (データ提供 : リクルートライフスタイル)

上 : 外食単価 / 下 : 外食市場規模 (データ提供 : リクルートライフスタイル)

また、業態別の市場規模では、「居酒屋」が前月比プラス70億となり大きく市場を拡大。「中華料理店(前月比プラス16億円)」や「ファミリーレストラン、回転すしなど(前月比プラス13億円)」も伸び率が大きい結果となった。

なお、リクルートライフスタイルによると、「居酒屋」はホットペッパー グルメでのフリーワード検索数においても前年18位から8位へ順位をあげており、「利用回数の増加が市場規模を押し上げたのでは」と推測するという。

.業態別 外食市場規模 (データ提供 : リクルートライフスタイル)

業態別 外食単価・延べ外食回数 (データ提供 : リクルートライフスタイル)