LLVMプロジェクトから新しい高速リンカ「lld」登場

LLVM is a robust system, particularly well suited for developing new mid-level language-independent analyses and optimizations.

LLVMプロジェクトは11月30日(米国時間)、「LLVM Project Blog: New ELF Linker from the LLVM Project」において、新しいELFリンカをフルスクラッチから開発していることを発表した。開発はLinuxとFreeBSD上のテストをフルパスするところまで実現しており、aつのマイルストーンに到達したと説明がある。このリンカはGNUのリンカ実装の置き換えとして広く普及する可能性がある。

ELFリンカとしてはGNU ldまたはGNU goldが使われることが多い。LLVMのリンカ「lld」は特に高速に動作することを目指して開発が進められているもので、GNU goldと比較しても現在の実装で2倍ほど高速に動作するという説明がある。GNUのリンカほどは機能の実装が完了していないものの、今後機能追加をしながらもさらに高速化に取り組むとしており、高速リンカとしての登場が期待される。

FreeBSDプロジェクトのようにシステムのデフォルトコンパイラをGCCからLLVM Clangに置き換えるプロジェクトは少なくない。しかし、ELFリンカに関してはGNU ldやGNU goldが広く使われている。LLVM lldはこうした状況に一石投じる可能性が高い。オプションなどもGNU ldと互換性があるように実装が進められており、コマンドを置き換えるだけで入れ替えが可能になるものと見られる。



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