CTC、顧客用途に合わせたフラッシュストレージ導入の効果測定サービス開始

  [2015/12/01]

伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は12月1日、マルチベンダー環境でのシステム検証を可能にする総合検証センター「Technical Solution Center(TSC)」内にフラッシュストレージ向けの検証設備「Flash Storage LAB(フラッシュストレージラボ)」を開設し、顧客の用途に合わせてさまざまなベンダーのフラッシュストレージを比較検証し、導入効果を測定するサービスを開始した。既存システムのパフォーマンス向上やビッグデータの取り組みを検討している企業に向けて展開し、1年間で100社へのサービス提供を目指す。

Flash Storage LABサービスは、フラッシュストレージを具体的に検討している顧客に対し、導入に向けてのワークショップや既存環境のアセスメント、製品の体感デモ、実証実験を一連で提供する。下表は対応ベンダーとシリーズ。

ベンダー シリーズ
EMC XtremIO
Hitachi VSP Gシリーズ
HPE 3PAR
IBM(2015年度内にサービス開始予定) FlashSystem
NetApp AFFシリーズ
Nimble Storage Nimble Storage
Oracle FS1
PURE STORAGE FlashArrayシリーズ

ワークショップでは、これまでのTSCを活用した検証実績やマルチベンダー環境での大規模システム構築実績から、多機能性やパフォーマンス重視などの分類に基づいて製品の特徴や検証結果を提供していく。

また、デモンストレーションでは、各製品のパフォーマンスの体感に加え、管理GUIの操作、データ容量削減の機能、障害時の可用性、DR(Disaster Recovery)機能、仮想化環境やDB環境での使用を体感できるという。

Flash Storage LABを経て導入するストレージが決まった顧客には、アセスメントや実機検証の結果に基づき、CTCのエンジニアが適切なシステムの設計・構築を行い、各製品の保守メンテナンスサービスまでトータルなサービスの提供を可能としている。Flash Storage LABサービスメニューは以下の表を参照。

メニュー 内容
TSC見学ツアー TSCでFlash Storage LABを紹介
Flash Workshop Flash製品比較や性能情報に関する情報提供
Flashデモンストレーション Flash製品の性能や運用性のデモンストレーション
Flashアセスメント Flash製品導入効果の事前レポートサービス
Flash PoC支援 Flash製品実機検証による有効性確認

同社によると近年、仮想化やビッグデータ技術の発展に伴いサーバ利用の効率化が進む中、複数のサーバやアプリケーションが1つのストレージを共有することで、ストレージの読み書き(I/O)がシステムのパフォーマンスに対するボトルネックになっている場合が多く見られるという。

ストレージI/Oの高速化や低消費電力などの利点からフラッシュメモリを使用したフラッシュストレージが注目されているが、従来のハードディスクに比べて高価なため、購入を検討している企業では投資効果の正確な判断が必要となっている。

また、各ベンダーのフラッシュストレージは、ファイル共有、サーバの仮想化、データベースなどの用途やテキスト、映像などのデータの種類、量、データの圧縮、スケールアウトなどの機能により効果が異なるため、目的に応じたストレージの選択が重要だという。

今後も同社はTSCでの製品を拡充し、検証によるナレッジを蓄積していくことで、マルチベンダーとして技術力を強化するとともに顧客に最適なシステムを提供していく方針だ。



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