日立マクセルは12月1日、HEMS(家庭向けエネルギー管理システム)対応計測ユニッ ト「HML-CTS01-L03」の受注を開始した。個人向け販売は、提携ハウスメーカーや施工会社などを通じて行う。価格はオープンだが、個別見積もりとする。

システム構成図(イメージ)

設置イメージ(写真は河村電器産業製「SFL1」に収納した場合)

日立マクセルでは2015年4月より、新築住宅向けのHEMS「Hemlia」を本格展開しているが、今回発表されたHML-CTS01-L03は既存住宅にHEMSを導入するための計測ユニット。リフォーム時に、すでに設置されている分電盤にユニットを接続することで、電力使用量の測定が可能となる。また、パルス発信機付きの水道メーターや、流量計を別途追加することで、電気だけでなく水道使用量の計測も同時に行える。

通信規格には、一般的なHEMSで使用されるECHONET Liteを採用。このため、ECHONET Liteに準拠したHEMSコントローラーとの接続が可能だ。日立マクセルのHemlia専用コントローラー「ESゲートウェイ」と連携し、水道の使用状況と室温変化を測定してメールで知らせる「見守りメール自動配信」機能、各部屋のエアコンや照明をタイマー制御する「一括タイマー」機能も利用できる。