コニカミノルタは11月30日、ボックスジャパンと共同でクラウドストレージサービス「Box for bizhub」の提供を12月から順次開始すると発表した。

「Box for bizhub」のイメージ

同サービスは全世界5万社、4000万人が利用するビジネス層向けクラウドサービス「Box」をベースにした、コニカミノルタの複合機「bizhub」のユーザー専用の無償特別版サービス。同サービスの利用により、bizhubとモバイルやクラウドストレージの連携による新たなワークスタイルを提供する。

同サービスの特徴として、bizhubの購入者が最大6カ月、最大5ライセンスまで無償で利用できるクラウドサービスとなり、無償期間経過後はコニカミノルタが販売するBoxの有償メニュー(Business/Enterpriseプラン)へのアップグレードにより、継続して利用が可能だ。

また、FAX・スキャン連携し、bizhubで受信したFAXやスキャンしたファイルをBox for bizhub上のフォルダーに自動転送し、オフィスの外でPCやタブレット端末から閲覧できるなど顧客の業務効率化が図れるとしている。

さらに、Boxが提供する最上位プランの機能を利用可能とし、セキュリティー機能やコラボレーションなどのBoxの基本的な機能のままで、本来は有償メニューで提供される動画ファイル再生、バージョン管理、最上位プランが備える無制限の外部コラボレーションといった機能を標準で利用できる。

そのほか、コニカミノルタのSMB向けクラウドサービス「INFO-Palette Cloud」とスムーズな連携を可能とし、同サービスの有償メニューを組み合わせることでクラウドストレージへの文書保存時の自動仕分け機能などを使用し、容易に文書の管理を可能としている。

加えて、モバイル端末などを利用して社外からもプリント指示を送るなど、ワークフローを大きく効率化できるとともに、bizhubにインストールする「bizhub Connector for Box」を利用した場合、bizhubからBox for bizhubへ直接ログインしてPCレスでのダウンロード印刷が可能となり、ワークフローのスリム化を促すという。