パナソニックは11月30日、同社とJR東日本テクノロジーが共同で開発した「nanoe」デバイス搭載の空気清浄機が、同日より運行を開始している東日本旅客鉄道(JR東日本)の山手線新型通勤電車(E235系)量産先行車に搭載されたと発表した。

同製品は「nanoe」デバイスをパナソニック システム・ネットワークがJR東日本テクノロジーに供給し、JR東日本テクノロジーが制御電源装置を組み込むことで空気清浄機として製品化したもの。

「nanoe」は水に包まれた微粒子イオンで、同デバイスは脱臭(250L試験空間での30分後の効果)・菌の抑制(1m3の密閉空間の20分後の効果)などの効果があるとされる。通勤電車に搭載することで、車両天井部から「nanoe」が放出され、車内の快適な空気環境を提供することができるという。

山手線の新型車両・E235系(左)と「nanoe」搭載空気清浄機