マクロミルは、12月1日から施行される「ストレスチェック制度」の施行に伴い、20歳~59歳までの働く男女1,000名を対象に「ストレス実態調査」を行い、結果を発表した。調査はインターネットリサーチで、調査期間は2015年11月20日~11月22日。有効回答数は1,000名。

それによると、普段どの程度ストレスを感じているかついては、「強く感じる」が29.5%、「やや感じる」が56%で、働く男女の86%がストレスを感じている。原因については、「仕事の内容」が61.7%、「職場の人間関係」が57.7%と仕事関係が上位を占め、以下の「経済問題」(32.1%)、「家族関係」(30.0%)、「睡眠」(24.6%)を大きく引き離している。

普段どの程度ストレスを感じているか

ストレスの原因

昨年の調査では、「強く感じる」が28.1%、「やや感じる」が55.9%、原因については、「仕事の内容」(61.9%)、「職場の人間関係」(58.3%)、「経済問題」(30.5%)、「家族関係」(32.1%)、「睡眠」(21.5%)と、今年の調査とほとんど変化はない。

どのくらいの頻度でストレスを感じるかたずねると、「ほぼ毎日」と答えた人は42%で、「週に3~4日」と答えた人も33%にのぼっており、日常的にストレスを感じている実態が浮かびあがっている。

一方で、「ストレスチェック制度」を知っていたのは28%で、2014年10月に実施した同様の調査データと比べ22%伸長したが、制度に関する認知率はまだまだ低い。

「ストレスチェック」は、ストレスに関する質問票(選択回答)に労働者が記入し、それを集計・分析することで、自分のストレスがどのような状態にあるのかを調べる簡単な検査。「労働安全衛生法」という法律が改正され、労働者が50人以上いる事業所では、2015年12月から、毎年1回、この検査を全ての労働者に対して実施することが義務付けられた(厚生労働省の資料より)。