ベリタステクノロジーズは11月27日、Oracleデータベースのバックアップ・リカバリを行う「NetBackup Copilot for Oracle」を発表した。12月8日より販売開始する。最新版のネットバックアプライアンスである「Veritas NetBackup Appliance 2.7.1」と利用することで、ストレージ容量が2倍に増加する。

「NetBackup Copilot for Oracle」では、Oracleデータベースのバックアップとリカバリ機能が大きく向上。同製品を使うことで、Oracleデータベース管理者はネイティブのOracleツールを使用して、バックアップ管理者が行うさまざまなコピーやスナップショットと連動したリカバリしたりといったことが可能になる。

その結果、Oracleのデータベース管理者がRMANなどのツールを使ってバックアップとリカバリを管理し、NetBackup管理者が重複排除、複製、カタログ作成などを管理するという役割分担を実現する。また、他の管理者のアクティビティを完全に可視化し、把握するための機能も提供される。

また、データベース管理者は、同製品により自分のスケジュールに合わせてバックアップを管理するとともに、ストレージ階層全体を可視化し、利用可能な任意のコピーからリカバリが行える。バックアップ管理者は、ポリシーを導入して、データベースバックアップのストレージや保持期間を管理し、ディスク、テープ、クラウドストレージ層へのバックアップコピーの移動を管理できる。さらに、「NetBackup Accelerator for Oracle」を利用すればバックアップ時間が削減されるので、データベースバックアップのパフォーマンスが飛躍的に向上するという。

最新版「Veritas NetBackup Appliance 2.7.1」を使用すれば、NetBackup 5330アプライアンスシリーズのストレージ容量の倍増も可能。ストレージ拡張シェルフを追加して大容量のディスクドライブを搭載することで、使用可能な容量と重複排除プールサイズが458TBまで増加する。この容量拡大により、運用コストと設備投資をさらに削減。また企業側は、データを保護するためのコストと複雑さを最小限に抑えることができる。