『第66回NHK紅白歌合戦』(12月31日19:15~23:45)の紅組司会を担当する女優の綾瀬はるかが26日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われた発表会見に登場し、総合司会の有働由美子アナウンサーを「紅組の司会ですよね?」と勘違いして混乱する様子を見せた。

『紅白歌合戦』紅組司会の綾瀬はるか

今回は総合司会が黒柳徹子と有働アナ、紅組司会を綾瀬、白組司会をV6の井ノ原快彦が担当。報道陣から、有働アナと井ノ原が、平日朝の情報番組『あさイチ』でタッグを組んでいる仲であることから、そこにどう割って入っていくかを問われると、「お2人はできあがってる関係なので…」と男女の関係をにおわすような表現が飛び出した。

2人に驚いた表情をされると、綾瀬は慌てて「ビジネスパートナーとして!」とフォロー。しかし、続けて、有働アナに向かって「紅組の司会ですよね?」と、自分と同じチームと勘違いして確認してしまい、総合司会の役割の説明を、壇上であらためて受けるはめになってしまった。

一方の有働アナは、先日の『あさイチ』の生放送中につけまつげが取れるハプニングに見舞われたことから、紅白での対策を説明。「最強のノリを世界中から探して、大丈夫にしたいと思います」と意気込みを語ると、井ノ原は「(落ちたら)拾います」と万全のエスコートを予告した。

また、有働アナは衣装について、今年は黒柳に配慮して「黒子に徹したいと思います」と語ったが、井ノ原は即座に「そんなのおかしいですよ急に。ジャニーズはいろんな衣装の技術がありますから、お貸ししますよ」と提案。それを受け、有働アナは「それで対応させていただきます」と答え、見事な"ビジネスパートナーのできあがった関係"ぶりを見せていた。

総合司会の役割を確認しあう有働由美子アナウンサー(左)と綾瀬

有働アナ

ビデオメッセージを寄せる黒柳徹子(奥)と綾瀬

黒柳が司会を担当するのは、1983年の紅組司会以来32年ぶり(このときの総合司会はタモリ)。1958年にも紅組司会を務めており、当時は25歳で最年少司会だったが、今年は82歳で最年長司会となる。会見に欠席した黒柳は、ビデオメッセージを寄せ、「最年少から最年長まで、こんなに長く司会をした人はいないと思うので、とてもうれしく思っております」と喜びを語っている。

今年のテーマは「ザッツ、日本! ザッツ、紅白!」。初出場の歌手は、紅組が大原櫻子、Superfly、乃木坂46、μ's、レベッカの5組。白組がゲスの極み乙女。、BUMP OF CHICKEN、星野源、三山ひろし、山内惠介の5組で、計10組となり、かつて巨大衣装で紅白を盛り上げた小林幸子も、特別企画として4年ぶりに出場する。

『第66回NHK紅白歌合戦』出場歌手(五十音順、カッコ内は出場回数)

●紅組
E-girls(3)、いきものがかり(8)、石川さゆり(38)、今井美樹(2)、AKB48(8)、NMB48 (3)、大原櫻子(初)、伍代夏子(22)、坂本冬美(27)、椎名林檎(3)、島津亜矢(2)、Superfly(初)、高橋真梨子(3)、天童よしみ(20)、AAA(6)、西野カナ(6)、乃木坂46(初)、Perfume(8)、藤あや子(21)、松田聖子(19)、水森かおり(13)、μ's(初、miwa(3)、レベッカ(初)、和田アキ子(39)
●白組
嵐(7)、五木ひろし(45)、EXILE(11)、X JAPAN(6)、関ジャニ∞(4)、ゲスの極み乙女。(初)、郷ひろみ(28)、ゴールデンボンバー(4)、近藤真彦(10)、三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE(4)、SMAP(23)、SEKAI NO OWARI(2)、Sexy Zone(3)、TOKIO(22)、徳永英明(10)、BUMP OF CHICKEN(初)、氷川きよし(16)、V6(2)、福山雅治(8)、星野源(初)、細川たかし(39)、三山ひろし(初)、美輪明宏(4)、森進一(48)、山内惠介(初)、ゆず(6)