12年ぶりに復活する東海テレビ・フジテレビ系昼ドラ『新・牡丹と薔薇』(30日スタート、毎週月曜~金曜13:25~13:55)の記者会見が25日、東京・世田谷のTMCスタジオで行われ、異父姉妹の妹・美輪子役を演じる逢沢りなは、過激なシーンの連発に「(感覚が)まひしちゃってきている」と役に乗り移っている心境を語った。

『新・牡丹と薔薇』に出演する逢沢りな

前作は、大河内奈々子と小沢真珠が数奇な運命の姉妹を演じ、「役立たずのブタ!」など独特のセリフも話題となった、昼ドラならではのドロドロの愛憎劇。今作でも、異父姉妹の複雑な運命と、憎しみ・恨み・愛を描きながら設定を一新し、黛英里佳が姉・ぼたん役を、逢沢が妹・美輪子役を演じる。

美輪子は、わがままで自由奔放なキャラクター。戸塚純貴に、池の金魚を飲ませるシーンがあるが、逢沢は「実際に飲むわけにはいかなかったんですが、本当は飲んでほしかったな」と思わぬ本音を明かした。それでもこの撮影で戸塚は、金魚を実際に口に入れるという体を張った演技を披露。その姿を見て、逢沢は「そこまですると思わなかったので、本当にリアルなリアクションができました」と感心したが、一方で「もっと飲みなさいと思いました」と本音を語り、美輪子が乗り移ったドSぶりを発揮していた。

今回のストーリーは、交通事故死した恋人の子供を出産した女子高生・眞澄だが、母親の主導で養子縁組に出される。その後、バラ園を経営する小日向崑一と結婚した眞澄は、連れ子のぼたんを養子に出した娘の生まれ変わりと信じて育て、その後崑一との間にバラのように美しい美輪子が生まれる。幸せに育っていくが、一家で訪れた墓地の管理人が美輪子のストーカーになり事件が起こる。来年1月29日までの全41話だが、後半では大物ゲストの登場も予定されている。

なお、今作には、2008年にテレビ朝日系『炎神戦隊ゴーオンジャー』でゴーオンブルー役を演じた片岡信和が、ぼたんの婚約者役で出演。逢沢は、同作でゴーオンイエローを演じており、戦隊のメンバーが昼ドラで再び共演を果たす。