日産自動車は25日、ミニバン「セレナ」の新グレード「ハイウェイスター Sエディション」と、エマージェンシーブレーキ(自動ブレーキ)を標準装備した「20S」を発売した。

「セレナ ハイウェイスターSエディション」

ハイウェイスターSエディションは、今回自動ブレーキを標準装備した20Sをベースとした新グレード。スタイリッシュなフォルムの「ハイウェイスター」専用エクステリアを採用するとともに、人気装備のワンタッチオートスライドドア(助手席側)や、プッシュエンジンスターター、UVカット率約99%のスーパーUVカットガラス(フロントドア)を採用。高い利便性と快適性を備えながらも、価格を230万円台という購入しやすい設定としている。

20Sに標準装備となったエマージェンシーブレーキは、フロントカメラで前方の車両や歩行者を検知し、衝突の可能性が高まるとメーター内の警告灯やブザーによりドライバーに回避操作を促すシステム。万一、ドライバーが安全に減速できなかった場合には、自動的に緊急ブレーキを作動させて衝突を回避、または衝突時の被害や傷害を軽減する。今回、20Sに標準装備されたことで、セレナは全グレードが自動ブレーキ標準装備となった。

価格は、セレナ ハイウェイスターSエディションが239万8,680円~267万9,480円、セレナ 20Sが、228万5,280円~256万6,080円(いずれも税込)。

なお、同社関連会社のオーテックジャパンも、セレナの新グレード追加・一部仕様変更にあわせ、カスタムカー「ライダー」シリーズに新グレード「ライダーSエディション」を追加するとともに、福祉車両「ライフケアビークル(LV)」シリーズを一部仕様変更し、同日に発売した。