「万年筆ベストコーディネイト賞2015」の表彰式が24日、千葉・羽田空港で行われ、受賞者で女優の松坂慶子、作家で僧侶の瀬戸内寂聴らが出席した。

「万年筆ベストコーディネイト賞2015」受賞者の瀬戸内寂聴、松坂慶子、本田紗来、吉田都、杉山愛(左から)

12回目の開催となる同賞は、"万年筆が似合う著名人"を選出するもの。今年は「前年度受賞者選出部門」に松坂、バレリーナの吉田都、元プロテニス選手の杉山愛、「一般選出部門」に瀬戸内、タレントのタモリ、「一般選出次世代部門」にタレントでフィギュアスケーターの本田紗来が選ばれた。

「前年度受賞者選出部門」は、前年度受賞者で作家の畑正憲、林真理子、元女子モーグル日本代表の上村愛子によって選出。自身が21歳の頃から付き合いのある畑から指名された松坂は、「畑先生にお選び頂いて光栄です。書くことは大好き。まずは娘と、畑先生のご家族にお手紙を書きたい」と副賞の万年筆を手に喜んだ。

また、小説"いのち"を執筆中だという瀬戸内は、「りっぱな万年筆でビックリ。これで小説の続きを書きたいと思います」と創作意欲満々。「93歳で小説を書いた人はいない。私が初めてだから、一つ仕上げたい」と笑いながら、「スタッフが良くしてくれるので毎日笑っていられます」と感謝を述べた。

現在、4カ月半になる長男を子育て中の杉山は、「万年筆を使って息子の成長を綴っていきたい」と母親の表情を見せ、本田は、「お母さんとお父さんに『産んでくれてありがとう』って書きたいです」とにっこり。この日の表彰式に欠席したタモリからは、「筆不精だけど、なるだけ手紙を書いて相手に気持ちを伝えたい」と音声メッセージが届いた。