削り節の「厚削り」は、かつお節を1枚0.5~1mmほどに厚く削ったもの。長時間煮出すと濃厚なだしがとれるため、煮物やおでんなどに最適です。ここでは厚削りのかつお節を使ったかつおだしの取り方 (引き方) を紹介します。

とりたてのかつおだし (厚削り)

材料

水 1L

かつお節 (厚削り) 20~30g

作り方

水を鍋に入れて火にかけ、沸騰したら削り節を一気に入れます。

中火にして、アクを取りながら15~20分、ゆっくりと煮出します。

ざるにふきんやペーパータオルを敷き、ボウルで受けてゆっくりと濾 (こ) します。

できあがりです。

教えてくれたのは……

フードコーディネーター はらゆうこさん

料理家・フードコーディネーター。株式会社Vita 代表取締役。様々な食のシーンを作る手伝いを行っている。テレビCMやドラマ、雑誌などでのレシピ開発のほか、レストランコンサルティングなど幅広く活躍している。一般社団法人 日本伝統食協会の代表理事でもあり、日本伝統の食材普及にも注力している。
だしに関する詳しい情報やだしを活用した料理については、はらさんの著書 「日本橋から伝える だしを味わう四季の料理」(マガジンランド刊)でたくさん紹介されています。

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