SCSKは11月24日、中小規模流通チェーン企業向けの店舗カルテサービス「Negozio クラウド」の提供を開始した。

今回発表した「Negozio クラウド」は、店舗情報管理サービス「Negozio」の店舗情報管理機能を利用できるクラウドサービス。「Negozio」は、出店から閉店まで店舗に関わる一連のライフサイクルを支援する、SCSKオリジナルの店舗情報管理システムテンプレートだが、機能が豊富であるため、システム導入プロジェクトの敷居が高くなり、大規模チェーン企業での採用が中心となっていた。そこで同社は、より容易に店舗情報のシステム化を進められ、より手軽に利用することができるサービスとして同サービスを開発した。

同サービスでは、店舗の基本情報に加え、取引先情報、設備情報、修繕履歴、階層履歴といった店舗情報を「店舗カルテ」として一元管理できる。これにより、店舗情報の散在や属人化といった業務課題を解消し、チェーン店舗運営の効率化を実現する。また、クラウドサービスとして月額使用料のみで使い始めることができるため、店舗情報の一元管理を素早く低コストで利用できる。

月額使用料は14万2000円(1サイト/50ユーザー上限)。今後、中小規模の小売業、外食業を中心に、多店舗を展開する流通チェーン企業での採用を目指し、サービス開始から2年で100社の導入を計画している。

Negozioクラウドで管理される店舗情報